最近、髪の毛が薄くなってきた気がするという方。
はげの種類について考えたことはありますか?
ここでは、世の中にある様々なはげについて網羅していきます。
結論、はげには種類があるし、種類の数だけ症状や解決法も違うのです。
はげを治すには、まず自分がどのはげなのか知ることから始めましょう。
本記事の内容
・はげにも種類がある
・はげのさまざまな種類、症状、原因
・はげの治療は”早めに”が基本
この記事を書いている筆者は、10代でAGA(男性型脱毛症)が発症し、様々な薄毛治療に合計200万円以上を費やすも、はげたままだったという経験があります。
現在はAGA治療をして改善してますが、治療をやめたらまたはげるという環境にいます。
このように、はげに20年以上も寄り添われてきた筆者が、はげについての知識をお伝えします。
さっそく見ていきましょう。
※この記事は3分ほどで読み終えることができます。
Contents
はげにも種類がある
結論、ほとんどのはげは「AGA(男性型脱毛症)」だと言われています。
しかし、そうでない場合もあるので、まずはハゲについて知ることから始めましょう。
自然な抜け毛と、脱毛症はどう違うのか?
普通なら毛が生えてくるところに毛がないのを「無毛症」といいます。生えていた毛が何らかの原因で抜けるのが「脱毛症」です。
抜け毛には2種類あって
「自然脱毛」と「異常脱毛」です。
「自然脱毛」は、いわゆる自然な抜け毛で、誰にでも起こります
「異常脱毛」は、自然脱毛の範囲を大きく超えて抜け毛が増え、それが継続している状態です
異常脱毛の初期段階
・髪の毛が細くなりコシがなくなる
・頭皮が赤みを帯びてくる
抜け毛が増えたなと思ったり、髪の毛の太さなどの変化に気づいても、一時的なものだろうと楽観視して放置してしまいがちだけど、症状によっては急激に薄毛が進行することもありるので注意です。
はげのさまざまな種類、症状、原因
はげには多くの種類があって、原因や症状、解決策はそれぞれ違いますが、ほとんどのはげはAGA(男性型脱毛症)だと言われています。
ただ、そうでない場合が下記です。
- 円形脱毛症
- 代謝異常性脱毛症
- 神経性脱毛症
- 圧迫性脱毛症
- 牽引性脱毛症
- 粃糠性(ひこうせい)脱毛症
- 脂漏性脱毛症
- 薬剤性脱毛症
- びまん性脱毛症
これに、AGA(男性型脱毛症)が加われば、ほとんどのはげの種類は網羅したと言っていいでしょう。
はげの種類はざっとこれだけあります。それぞれ解説します。
円形脱毛症
円形脱毛症は、円形ないし楕円形にはげている部分(脱毛斑)が
突然できる脱毛症です。
一般的には十円玉くらいの大きさと思われてますが、頭部全体から、眉毛、体毛に広がるものまで多種多様です。
円形脱毛症の特徴
・何の兆候もなく脱毛が始まる
・脱毛斑には毛穴が残っていて
・やがて毛が生えてくることを意味する
自己免疫疾患とは、外の侵入物から私たちの体を守っている免疫系機能に異常が生じ、自分の体の一部を異物とみなして攻撃してしまう病気。
Tリンパ球(攻撃するやつ) → 毛根を異物として攻撃 → 毛が抜ける
円形脱毛症には大きく分けて3種類あります。
①単発型
②多発型
③全頭型
それぞれ解説します。
①単発型
・円形脱毛症の中でもっとも多く見られる
・20歳未満で発症するケースが多い
・自然に治る確率は80%以上(半年~1年以内)
②多発型
・頭皮に2つ以上発生するタイプ
・単発型に比べて脱毛斑が拡大することもある
・時間はかかるが、ほとんどの場合は自然に治癒する
③全頭型
・全部の髪の毛が抜け落ちてしまう円形脱毛症
・円形脱毛症の患者さんの約1割が、全頭型に移行するといわれている
・完全に治すのには時間がかかる
・治療には副腎皮質ステロイドなどを用いる
このほか、汎発型、多発融合型など脱毛が全身に及ぶこともありますが、その場合は医療機関を受診するようにしましょう。
代謝異常性脱毛症
代謝異常性脱毛症は、新しい脱毛症のひとつで、ホルモンバランスの乱れや食生活の偏り、無理なダイエットなどの生活習慣が原因とされています。
(タバコやアルコールの過剰摂取も関係あり)
代謝異常性脱毛症の特徴
・抜け落ちた髪の毛の毛根部が複雑な形をしている
・ゆがんでいたり、ぐるぐる巻いていたり、極端に細くなっていたりする
対策
・規則正しい生活
・バランスのとれた食生活
神経性脱毛症
神経性脱毛症、こちらも新しい脱毛症のひとつ。
ストレス過多などの精神的なものが影響して起こり、ストレス性脱毛症とも呼ばれます。
神経性脱毛症の特徴
・脱毛の部位とそうでない部位の境界線がはっきりしないことが多い
・ジグザグな形状をとることが多く見られる
・ひどくなると髪の毛だけでなく、脱毛が全身まで広がることもあるので注意が必要
原因となったストレスや精神的なものを取り除くことで治癒しますが、原因が不明な場合は長引くこともあります。
圧迫性脱毛症
圧迫性脱毛症は、帽子屋ヘルメットを長時間かぶることによる圧迫など、外的な要因で起こる脱毛症です。
・ときにはカツラの着用が原因で脱毛が進むこともある
・帽子やヘルメットはできるだけ外す
元も子もない話ですが、薄毛隠しのために帽子やカツラをかぶっている人も注意しましょう。
牽引性脱毛症
牽引性脱毛症は、男性よりも女性に多く見られる脱毛症です。
髪の毛をきつく長時間束ねたり、縛ったりすることが原因。
・編み込み型のエクステ、ポニーテール、などのヘアスタイルは注意
・くせ毛や縮毛を伸ばすためのヘアアイロンも注意が必要
予防には、毎日締め付ける上方にはしない、分け目を変えるなど、同じところへの負担がかからないようにしましょう。
粃糠性(ひこうせい)脱毛症
粃糠性脱毛症は、シャンプーや整髪料が合わなかったり、すすぎが不十分だったりが原因となります。
頭にフケが多くなって毛穴の出口をふさいでしまう。
粃糠性脱毛症の特徴
・前頭部から頭頂部にかけて脱毛が始まる
・次第に拡大する
・フケがかさぶた状になり
・毛穴をふさいでしまうほどの異常が発生
フケがたくさん出て脱毛しただけでは粃糠性脱毛症ではありません。
頭皮は赤く、かゆみを伴い、髪の毛は細く乾燥してしまいます。
脂漏性脱毛症
脂漏性脱毛症は、過剰に分泌された皮脂が毛穴をふさいでしまい、細菌やダニなどが繁殖して炎症や化膿を起こして抜け毛になる脱毛症です。
脂漏性脱毛症の特徴
・フケによって毛穴がふたをされた状態になると
・毛包内の皮脂が外に出られず逆流
・毛乳頭が油まみれになる
・毛母細胞に栄養が届かず毛が抜ける
シャンプーやリンスに含まれる添加物も、毛穴の出口に残ると同じような脱毛症を引き起こすことがあるので注意です。
薬剤性脱毛症
薬剤性脱毛症は、薬の副作用で細胞分裂が阻害されることによって起こる脱毛症です。
主に
・抗がん剤によるもの
他にも
・α遮断薬
・β遮断薬
・Ca拮抗薬
・てんかん治療薬
・血糖降下薬
など、あらゆる薬剤が毛髪になんらかの影響を与えると言われています。
特に、抗がん剤脱毛に関しては、気になるかた向けに記事にまとめたのでこちらご覧ください
まだ研究段階ですが、希望となることを願います。
びまん性脱毛症
びまん性脱毛症は、AGA(男性型脱毛症)の女性版で、別名「FAGA(女性男性型脱毛症)」と呼ばれます。
びまん性脱毛症の特徴
・髪の毛全体が薄くなる
・徐々に進行するので気付きにくい
・ホルモンバランスの乱れで起こりやすい
・時期的には閉経を迎えるころに比較的多い
ダイエットや生活習慣の乱れ、過度のヘアケア、ストレスなども関係しているといわれ、これらの原因を解消できれば、症状が改善されやすいのが特徴。
AGA(男性型脱毛症)
数多くある脱毛症の中でも、日本では1200万人以上の男性がAGAに悩んでいると言われてます。
そして、AGA(男性型脱毛症)は「AGA治療」することでしか治りません。
早い人で20代前半から始まるとされていて、筆者も20代前半にはとっくに始まってました。
AGA(男性型脱毛症)こんなサインに注意
次のような症状がでたら注意
①髪の毛が細くなり、コシがなくなる。髪全体のボリュームがなくなってくる。
②分け目が広がり地肌が目立つようになる。
③1日の抜け毛が200本以上になる。(目安:シャンプー後の排水口が毛で詰まる)
④朝起きたとき枕にたくさんの抜け毛が目立つ。抜け毛が細い。
⑤額の生え際が以前より広がっているように感じる。
⑥髪型がセットしにくい。風呂上がりは髪がぺちゃんこで地肌が目立つ。
ざっくり説明しただけでも、はげの種類はこんなに多くあるんです。
それぞれ原因や対処の仕方も違うので、悩んでいるなら薄毛の専門院、もしくは皮膚科に相談しましょう。
AGAとその他の脱毛症はアプローチが違うので、AGAとFAGA(びまん性脱毛症)はAGAクリニック、その他の脱毛症は薄毛の治療も行ってる皮膚科がいいかもですね。
AGAクリニックについては記事下部にリンクを貼っておいたので、参考にしてみて下さい。
はげの治療は”早めに”が基本
正直、はげてきたと思ったらすぐ治療したほうがいいです。
気にしすぎは良くないですが、放置して手遅れよりはずっとマシなので。
薄毛対策でもっとも後悔することが、
・まだ大丈夫だと思い治療が遅れたこと
・何も対策を行わなかったこと
薄毛、特にAGA(男性型脱毛症)の場合は進行性なのと、何もしないで改善するものでもないです。
はげがかなり進行してしまった時点で治療を始めても、進行しすぎると治療が難しくなったり、回復するまでにより時間がかかってしまいます。
なぜAGA治療は早めがいいのか?
ひとつ具体的な話を載せておきます。
細胞分裂の限界=はげ
人間の細胞分裂の回数には、限界があると言われています。
・一生のうち、約40回~50回で終わり、とプログラミングされてる【悲しい事実】
そして、年齢を重ねるにつれて分列しなくなる細胞が増えていく、それが老化です。
老化した細胞が増えることで私たちも老化していくんです。
毛母細胞でも同じ。
細胞分裂を40~50回繰り返すと毛母細胞は寿命を迎えます。
ヘアサイクルには限りがある
正常なヘアサイクルの周期は前途したように、3~6年です。
仮にヘアサイクルを3年、分裂回数を40回とすると、
- 3年×40回で、毛母細胞の寿命は120年
これなら生きてるうちは十分な髪の毛を維持することができます。
でも、ヘアサイクルが乱れて、ヘアサイクル1年だと
- 1年×40年で、寿命は40年
ヘアサイクル半年(0.5年)だと
- 0.5×40年で、寿命はわずか20年
少し問題が出てきてしまいますよね。
細胞分裂の回数が寿命を迎えてしまったら、毛母細胞から「新しい髪の毛は生えない」から、早めの治療が望ましいのです。
AGA(男性型脱毛症)なら、AGAクリニックか薬の個人輸入という選択肢がありますが、オススメはAGAクリニックです。
あなたが個人輸入は安くてもリスクが大きいのでオススメしません。
詳しい比較記事はこちら
クリニックについて地域別にまとめた記事はこちらです。 AGA